




多くの企業でハラスメント教育が行われています。今年の1月には厚労省によりパワハラの定義も発表されました。しかし一方では、パワハラの定義に当てはまらない妥当な指導であっても部下から「パワハラだ」と言われる状況があります。それにより、管理職の多くは、いまだにハラスメント問題の対処にまだ「モヤモヤ」しています。
その理由は、管理職が感じているモヤモヤ感が『厚生労働省のパワハラの定義に当てはまらない新しいハラスメント問題』であり、今までその発生原因や本質が解明されていまかったからです。
本セミナーでは、管理職がモヤモヤ感を持っているハラスメント問題、すなわち「モヤハラ」を解消するために、厚生労働省のパワハラの定義とは異なる、新しい視点で「モヤハラ」の発生原因と本質を解明します。
鈴木 瑞穂 氏
アーサーアンダーセン、アンダーセンコンサルティング、リシュモンジャパン株式会社等の外資系企業の総務・法務部で契約書作成・レビューを中心とする企業法務業務に従事。その後、KPMGあずさビジネススクール株式会社で研修講師を務め、現在は株式会社インプレッション・ラーニングにおいてコンプライアンス、企業法務を中心とする講師を務める。
著書「やさしくわかるコンプライアンス~茶髪は違反ですか?」(日本実業出版社)
1.「パワハラ」とは一体どのようにして起こるのか、その実体とメカニズムを正しく理解させます。
2.部下から「パワハラだ」と言われた時に、冷静かつ毅然と指導教育することも、管理職の責務であることを再確認します。
3.暴力行為でもなく労働法違反行為でもなく、また人間としてあるまじき暴言でもないのに部下から「パワハラだ」という
言葉が出てくる「モヤハラ」のメカニズムを理解させます。これが、厚労省の定義では解明できないパワハラ問題の根幹です。
4.その上で、管理職に求められるハラスメントに対する具体的な処方箋を様々な角度から示します。
①法令違反型 ②人格否定型 ③モヤハラ
2. 判例学習はモヤハラを解決しない
・管理職の暴力的な言動は日常茶飯事ですか?
-真っ黒なケース学習で疑問解消はムリ
・境界線を求めるから悩ましい
3. 事例から学ぶ、パワハラの本質
・ハラスメントが起こるメカニズム
・「ハラスメント」は、上司を苛める格好の言葉の武器
・「社員旅行は、セクハラ?!」 あなたの価値観は?
・ハラスメントがもたらす職場への悪影響
-厚労省のパワハラ定義に当てはまらないパワハラの実態
・モヤハラの事例紹介 実際に職場であった話
・モヤハラが管理職のやる気を失わせる
-漠然とした不安に怯える上司
・モヤハラが奪う職場の会話 -もう部下と会話しない
5. パワハラ防止のための処方箋
・パワハラへの処方箋 -大事な心構え6ヶ条
・管理職のための処方箋
-「パワハラだ」とはいわれない、思わせない上司になるために
・ハラスメント問題の起こりにくい職場の作り方
6. 受講生情報交換会